【本の紹介】“ジャッジしない”を意識することで生きやすくなるかもしれない

こんな人におすすめ
  • 人と比べて落ち込む
  • 自分は劣っている、悪いと思いがち
  • 落ち込んだ気持ちを軽くしたい

こんにちは、ちやしです。

あなたは人より劣っている・私が悪いと、自分と人を比べてジャッジした経験はありますか?

ちやし

私はあります、ありまくりです

つい人と比べて劣っている・できない・容姿が優れていないなどとジャッジして落ち込むことがあります。

そんなときにおすすめしたい本があるんです。

【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】

この本を読んで、“ジャッジしない”を意識することで、生きやすくなるかもなあ~と思いました。

なんだか肩の力が抜けて、心も軽くなる気がしたので紹介します。

ちやし

少しでも魅力が伝わればいいなあと思います

目次

人生に、上下も勝ち負けもありません

著者は野村総一郎さんで、精神科医としてたくさんの患者さんと向き合ってこられた方です。

人が悩みや不安を抱える理由の1つは

“自分と他人と比べてしまって、過分に苦しめられている”ことにあるそうで

この悩みに対して“ジャッジフリー”という思考が有効だと紹介されています。

ジャッジフリーという考え方

ジャッジフリーとは“ジャッジすることを意識的にやめる”という思考です。

私たちはさまざまな場面でジャッジしています。

  • お金がある人は幸せ、ない人は不幸
  • 仕事で評価されている人は偉い、されていない人はダメ
  • 友人が多い人は素敵、少ない人は寂しい

参照:人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉

思い当たるところはないでしょうか?

私たちは日々ジャッジをすることでストレスを感じたり、苦しんだりしているのです。

ジャッジフリーという考え方は古代中国の思想家、老子のメッセージを参考にしています。

老子の言葉で言えば

どんな存在でも、自然のままにいれば、ただそれだけでいい、わざとらしいことはせず、自然に振る舞え、ということです。

そして、「所詮、物事は相対的」と考えることが大切です。

相対的というのは他との比較で成り立っている様子をさします。

どんな環境にいてどんな人達が周りにいるかによって評価や価値はコロコロ変わるものです。

それだけ曖昧で不確かなものなんだから、いちいちジャッジしないとしています。

老子の言葉

老子の言葉は2500年以上語り継がれているんですって!すごいですね。

昔の人もジャッジして苦しい思いをしていたのでしょうか?

今はSNSも普及していますし、色んな人の生活や成功が嫌でも目に入りますよね。

ちやし

キラキラ眩しくて、時にはやさぐれた気持ちになります

私のような人間は老子の思考が現代を生き抜く上で必要かもしれません。

著者の野村さんは患者さんと向き合う中で、認知行動療法や対人関係療法などの西欧由来の技法だけでなく、老子の教えが効くことを実感されたそうです。

この本は老子の言葉を精神科医である著者が「医訳」して、ゆるやかに解釈してくれているのでとっても読みやすいです!

「くよくよ」「イライラ」「がっくり」きたときに老子の言葉を思い出せるようにと、わかりやすく「32の思考」が書かれています。

老子の言葉は「まあまあ、それでいいじゃない」というゆるさがありますが、私はしたたかさも感じて面白いなと思いました。

好きな言葉を紹介

せっかくなので、私の好きな言葉を紹介しますね。

何かを成し遂げるには曲がりくねっていることも大事。

直線的に生きるより、曲線的に生きるほうがいい。

引用元:人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉

できないことを嘆くより、どうせ自分は違うと開き直って、ねじ曲がったままどう生きるか考えた方が楽なんじゃない?っていう考えです。

あとは、

常に「足る」を知り、それ以上の名誉、お金、地位を求めなければ、辱めを受けることはなくなる。

「ほどよいレベル」というものを知り、それ以上を望まなければ、いろいろな危険性もなくなる。

引用元:人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉

何をもって満足とするのか、幸せを感じるのか。自分が足りないと思っているだけではないのか。

日常の中での小さな幸せを見つけて満足だと気づくことが不幸の増幅をストップさせるのではないかという考えです。

甘えている・向上心がないと言われればそうかもしれませんが、私はこの2つの考えが好きです。

そうか、できないまま・足りないままどうやって生きるか考えてもいいのかと思いました。

私の場合は人と比べて劣っている・悪い・失敗だと感じると「治さなきゃ!」「正さなきゃ!」となるので。

どこかでできない自分が許せなかったり、認められなかったりするんでしょう。

ただ先程も紹介しましたが、老子に言わせれば所詮、物事は相対的なんです。

比べる相手や環境で評価や価値はコロコロ変わります。

ある1つの比較で勝手に誰かと比べて、劣っていると苦しんで、正そうとジタバタしているだけなのかもしれません。

それなら曲がったままどう生きるか、自分がほどよく生きられるレベルをどこなのかを知り、その中でゆる~く生きた方が苦しまなくて済むかもなあと思いました。

他にもゆるっとしていて、したたかさも感じる32の思考が紹介されているので、ぜひ見てみてくださいね。

他にも、周囲の言動に敏感で生きづらいかも?と感じていらっしゃる方はこちらの書籍もおすすめです。

まとめ

つい人と比べて劣っているなどとジャッジして、落ち込んでしまうときにおすすめの本を紹介しました。

この本では“ジャッジフリー”という意識的にジャッジすることをやめる思考が紹介されています。

今はSNSも普及していますし、色んな人の生活や成功が嫌でも目に入りますよね。

ちやし

私たちは過分にジャッジして苦しめられているのかもしれません

物事は置かれた環境で評価がコロコロ変わるような曖昧なものと考え、1つの評価に固執しないことで現代を少し生きやすくなるのではないかと思いました。

ゆる~い中にもしたたかさを感じる老子の言葉は面白いですよ。

少しでもあなたの肩の力が抜けて、心も軽くなったら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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