- ニキビに長年悩んでいる
- ニキビの治療薬について知りたい
- 治療にかかるお金を知りたい
前回の記事で、“ニキビは治療が必要な病気だと捉え、皮膚科を受診しよう”と言いました。
なぜなら10年近く悩んでいたニキビが皮膚科で処方してもらった薬で明らかに減っていったからです。
家族にもびっくりされるくらい良くなりました
しかも保険適用のため自己負担は1回の診察・薬代合わせて1600円~2500円程度で、高いスキンケア商品やエステに頼る必要もなくなりました。
今回は処方薬について紹介していきたいと思います。
私自身、ニキビにすごく悩まされていたので、この記事を読んで少しでも悩みが減る方が増えたら嬉しいです。
皮膚科を受診する
まず、私は皮膚科に通うメリットとして3点あげられると思っています。
- 経過を診てもらい、改善しているか医者に判断してもらえる
- 経過を診て薬が合わなければ他の薬を試すことができる
- 保険が適用されるため高いスキンケア商品やエステよりも価格面で負担が少ない
1人で悩むよりも専門家に一度診てもらい、まずは今どのような状態なのか知ることをおすすめしたいです。
私は2019年11月に皮膚科を初めて受診しました。
ちなみに治療前の肌はこちら。
写真では伝わらないですが、赤みに加えてニキビで肌がデコボコしている状態でした。
これでも肌の状態は落ち着いている方だったのですが、
先生に見せると「これはひどいですね」とはっきり言われました。
ショックというよりも何年も私はひどい肌の状態で過ごしていたのか…という感じでした。
ニキビが何個もできている状態が当たり前になりすぎて、自分がひどい状態だと気づくことができませんでした。
抗菌薬と塗り薬が処方される
内服薬はミノマイシン錠50mg(抗菌薬)が処方され、1ヶ月半程度飲んでいました。
塗り薬はこの3つでした。
- ディフェリンゲル
- ダラシンTゲル
- ヒルドイドローション(保湿剤)
治療し始めると肌がカサカサしやすくなるため、しっかり保湿します。
1か月半後から内服薬は2種類のビタミン剤へ変わりました。
- リボフラビン酪酸エステル錠20㎎(ビタミンB2)
- ピリドキサール錠30㎎(ビタミンB6)
塗り薬ですが、ディフェリンゲルは継続して処方されています。
ダラシンTゲルの処方はなくなり、ゼビアックスローション(抗菌剤)に変わりました。
保湿剤は乾燥する季節には出ていましたが、夏は処方されていません。
今は保湿剤がなくてもカサカサすることがなくなりました
※ダラシンTゲルは処方されなくなったので画像はありません、すみません。
塗り薬の塗る順番
塗る順番はこんな感じです。
1日1回、夜の洗顔後に化粧水や乳液で保湿してから塗っていきます。
- ヒルドイドローションを粘膜に近い部分を除いた顔全体に塗る
- ディフェリンゲルを粘膜に近い部分を除いた顔全体に塗る
- ダラシンTゲルやゼビアックスローションを炎症しているニキビに塗る
ディフェリンゲルだけは忘れずに毎日塗るように言われています。
ディフェリンゲルについてもう少し詳しく紹介します
ディフェリンゲルとは
毛穴の詰まりやでき始めのニキビに作用してニキビの進行を防ぐと同時に、炎症の強いニキビへの進行も防ぐことができます。
1日1回夜の洗顔後に塗り、ニキビのある場所に塗り広げます。
私の場合は眼や唇の粘膜に近い部分を除き、顔全体に塗り広げています。
薬の量は最初は刺激が現れやすいので人差し指の第一関節の半分程度で塗るように指示がありました。
治療1ヶ月後からは人差し指の第一関節分を塗るようになっています。
即効性があるものではなく、皮膚刺激が現れやすい時期、効果を確認していく時期を経て
効果を実感するまでに3ヶ月程度はかかると言われました。
効果が出ないからとすぐにやめてしまうのではなく、3ヶ月は続けてみてくださいね
注意点
ディフェリンゲルを使い始める前に注意点がいくつかあります。
まず、妊娠中・授乳中の方は使用できません。
治療中に妊娠を希望する方も使用を控えた方がいいそうです。
次に皮膚刺激が起こることが多いです。できるだけ刺激が起こらないように
- 皮膚に傷や湿疹がある箇所や眼・唇・小鼻の周囲は塗らない
- 皮膚に刺激のある石鹸・化粧品を使わない
- とにかく紫外線を防ぐ
といった点に注意して過ごしましょう。
日焼けが怖いので家の中でも毎日日焼け止めを塗っています
私は無視していましたが、ノンコメドジェニック表示のある化粧品を勧めているようです。
副作用
薬の使い始めはこのような副作用が現れることがあります。
- 乾燥する
- 赤くなる
- かゆみがでる
- 皮膚が細かくはがれる
症状は軽度の人が多く、2週間以内に現れて徐々に和らいでいきます。
私も最初の1ヶ月は副作用と思われる症状が出ました
保湿剤で保湿しても口元はカサカサして皮が剥けていました。ただ、それほどひどいものではなかったです。
化粧はいつも通りにできるので、ある程度ごまかすことは可能だと思います。
今はコロナウイルス感染予防のためにマスクをしているので、よりごまかすことができます!
副作用が現れながらもディフェリンゲルを必ず毎日塗っていましたし、塗っていくうちに副作用と思われる症状も和らいでいきました。
受診頻度と料金
受診し始めた頃は3週間に1度受診して、そのときに無くなっている薬が処方されます。余っていたら処方されません。
現在はディフェリンゲルが無くなったら受診しているので1か月に1回程度になっています。
保険が適用されるため、私の場合は大体診察と薬代併せても1600円〜2500円程度です。
この料金でしっかりニキビを治療できるんです。
だから高いスキンケア商品やエステに頼る前に、まずは皮膚科に受診することをおすすめしたいんです。
しっかり治療してから質の良い化粧品を使うこともできますから!
また、皮膚科で炎症しているニキビの治療はできても、薬でニキビ痕を治療することはできないと言われました。
私は受診するまでに何年もかかってしまいニキビ痕が多く残ってしまいました。
炎症はかなり落ち着きましたが角度によってはデコボコした肌が目立ちます。
ニキビ痕の改善として保険が適用されないレーザー治療をあるみたいですが、炎症したニキビが治まっただけでも嬉しいので今のところレーザー治療は考えていません。
何より料金が1回で数千円かかるため、しなくてもいいかなと考えています。
私のようにニキビ痕が残る前にニキビに悩んでいる方にはしっかり治療してほしいと思います。
より綺麗に治るチャンスがあるんですから!
一度ぜひ考えてみてください。
次の記事は治療経過を紹介していきます。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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